2010年6月23日水曜日

iPhone用のページを見る

Windows Mobileの落ち目を感じさせる場面の一つは、対応サイトの少なさである。
それに比べて、Yahoo!Japanを筆頭に、iPhone対応サイトは多く見られる。残念ながら、そう言うサイトの多くはユーザエージェントを見てブラウザを判断するので、簡単に見ることはできない。

User-Agent変更

そこで、まずOpera Mobile 10のCustom User-Agent機能を使って偽装してみた。設定はそれほど難しくない。URL入力エリアにopera:configと入力し、User Prefsの中のCustom User-Agentを変更する。使ったUser-AgentはiPhone 3.1用で以下の通り。
Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 3_1 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/528.18 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile/7C144 Safari/528.16

最後にopera:configページの一番下で「保存」を押すのを忘れない。
こんな設定をした後にyahoo.jpを見に行くとこんな感じになる。


軽いのはありがたいが、Safari Mobileとの互換性の問題で、不具合が少しあり、使い心地はいまいちかな。

Zetakeyを使う

もっと完全な互換性を求めるなら、Safariと同じWebkitベースのZetakeyブラウザを使うという手もある。iPhone偽装機能は最初から付いているので便利だが、起動する度に設定する必要がある。


こちらの方はiPhoneの画面に近い。ベータ版ということもあり、こちらも不具合は多少ある。中でも、ズームがうまく機能しないのが目の弱い人にはきつかろう。(そう言う人はHybrid W-Zero3を使わないと思うが。)
まだまだ完璧ではないが、今後の開発に期待したい。

2010年6月17日木曜日

GUIを自分好みにする

ウィンドウズモバイルのGUIはiPhoneやアンドロイドに比べて見た目が悪いのは仕方がない。 しかし、あのくるくる回る待機カーソルは何とかして欲しい。 ほとんど使われないスクロールバーは太すぎる。 そういう程度のことなら、実は簡単に直せる。レジストリを編集すればいいだけだ。

具体的には、スクロールバーの太さは
HLKM\System\GWE\cxVScr
HLKM\System\GWE\cyHScr
という二つのキーで制御されている。デフォールトは13ピクセルだが、減らしすぎると不恰好なので、9ピクセルにしている。これでアクロバットリーダーが使いやすくなった。
次は待機カーソル。実はしばらく調べてきたが、一向に分からなかった。DLLを変更すれば消せるという話もあるが、怖過ぎてできない。しかし、上記のレジストリキーを調べたら以下のキーも見つかった。
HLKM\System\GWE\DelayCursorTimerQuantum
これでカーソルが現れるまでの時間が変えられる。単位はミリ秒。設定を-1にしておくといつまでも現れない。幸せ。

ということで、手軽に直せたわけだ。

ちなみに、設定できるレジストリキーは他に色々あるが、ちゃんとバックアップを取ってやろうね。
WMTune
レジストリの設定の仕方などが説明してあるサイト
後は、特定のプログラムを全画面表示にする方法が見つかれば完璧だけど。

2010年6月13日日曜日

Hybrid W-zero3でB-mobile U300を使う

プランGのデータ通信無料は大きな魅力。しかし、それはPHSのみ。早いときは200kpbsが出るものの、ちょっと電波状況の悪いところだと30kbpsまで落ちることも珍しくない。高速移動中もほとんど使い物にならない。そして、黒耳とHybridの感度の悪さのせいもあり、すぐ県外に。そういうときDocomoの3Gが使えるのがうれしいが、プランGの上限の5500円まですぐ行ってしまうので、覚悟が要る。
そこで、ロックフリーのHybridならばこそ、格安のSIMを手に入れるのが自然な発想。データ通信は少なからず仕事に使うので、大学の予算で買っても罰が当たらない。こちらの使用目的から考えれば、速度にこだわらないので、B-mobileのU300がちょうどいい。Hybridでの利用報告も多いので安心。6ヶ月で14900円なので月2500円という安さ。300kpbsという制限があるが、圏外でない限りほとんどフルにでるので、性能として十分。実際にはWillcomのCore3Gと変わらないことが多いのではないか。
設定はとても簡単。「センター名称設定」の「既存の接続管理」で新しい接続を追加し、自動選択にすればOK。「CLUB AIR-EDGE 3G」が邪魔したりするので、消してもいい。どうせ「オンラインサインアップ」をすれば自動的に作られます。
Willcomのメールの自動受信はしばらく悩んだ。B-mobile経由で取りに行くと拒否される。色々やってみた結果、「既定の社内ネットワーク設定」に「CLUB AIR-EDGE」(3Gでない方)の設定をコピーして、Outlookの接続を変えることだ。追加する接続は以下のとおり。
接続名適当に決める(CLUB AIR-EDGEという名前は使えない)
ダイヤルする番号0570570081##64
ユーザー名clubh
パスワードclubh
ドメイン空のまま
詳細設定ソフトウェア圧縮を使用する
この接続を作った上でOutlookのアカウント設定でネットワーク設定を「社内ネットワーク設定」に変えればいい。具体的には「送信メールサーバー」を選ぶページまで進み、「サーバーの詳細設定」を開いて設定を行う。その後は最後のページまで進んで完了しなければならない。他の設定をいじらない方がいい。
残念ながら、Wasabiで接続を社内ネットワーク設定に変えても、エクスプレス予約に入れなかった。接続がすぐ切れる感じだ。まあ、そういう時は3Gを切れば普通にPHSでつながるので、それほど大きな問題ではない。
とりあえず、快適に使えるようになったので、いい買い物だと思う。

2010年6月3日木曜日

Hybrid W-Zero3, Mac と GMailを使う

電子メール

私は20年前から電子メールを使っている.過去のメールが膨大にあるせいか,スマートフォンを持つようになるまで,全てのメールをUnixシステムに置いて読んでいた.Hybrid W-Zero3を買って,全てのメールをPOPで受信するように設定したが,Outlookのしようで,サーバー側のメールが消されると手許も消される.結果的に整理しない限り,一週間で消える.
最初は一生懸命整理をしていたが,段々面倒になって来たので,4月半ばからGMailを併用するようにした.GMailの自動振り分けを使えば,整理はほとんど要らない.あるいは,他のマシンですればいい.ということで,私のHybridの中に直接取りに行くPOPアカウントとGMailのIMAPアカウントが共存している.GMailの方はアーカイブ用なので,手動で同期を取るようにした.POPは毎時見に行くので,ほとんど実時間でメールが届く感じ.何もしなくても一週間で消えるので,整理も要らない.逆に,IMAPの同期はかなりのデータ量を要するので,余り頻繁にやりたくない.

ちなみに,HybridでExchange経由でGMailを同期するように設定をしてみたが,余りの重さにすぐ止めてしまった.常につなぎっぱなしでいいなら大丈夫かも知れないが,たまに同期を取るなら,IMAPの方が安定している.

Hybridの方はこれで良いが,パソコンの方はブラウザーだけでメールを読むのが不便だったりするので,Mac(10.6)のMailアプリもIMAP経由でGMailを読むように設定した.
設定はは簡単だが,バグもあったりする.たとえば,下書きをサーバーに同期するように設定したら,GMailのゴミ箱に各途中のメールがどんどん溜まって行った.一語書く度に保存されるようだった.手許に保存するように変えたら,問題が解決された.

PCでもThunderbirdを設定してみたが、連携はMacほど良くない.何故か,メッセージをダウンロードする設定にしたのに,オンライン時には一通読む度にサーバーを見に行くので,待たされてしまう.それなら,UnixのメールをEmacsで呼んだ方が便利だ.(全てのメールについてUnix側も当然残しているが,別で整理しないといけないのが悩みの種)

連絡先

メールの同期の問題が解決したら,次ぎは連絡先だ.今まで無頓着に古いザウルスに溜めていただけだが,Hybridに移行するときは悩んだ.直接入力するのは面倒なので,ザウルスから吸い上げたXMLデータをMacのアドレスブックに入力して,SyncMateでHybridに同期した.連絡先と予定だけなら無料版で問題なくできる.PCは持っているが,Outlookは持っていないので,そちらのルートは使えなかった.
一旦連絡先を入れたら,GMailとも同期したくなる.一回目は問題なく行った.しかし,Macと三角で同期を取ると,段々おかしくなる.最大の問題は,GMailのContactは姓と名を区別しない.住所の扱いも不完全.GMailのデータをMacやHybridに反影させると,崩れて行く.見つけた回避方法は,Hybridの連絡先をGMailと同期させないことだ.
MacだけでContact Syncをすると安定する.GMailの方では,名が姓の前に来るけど.

予定表

連絡先の同期ではGoogleを避けた方がいいと書いたが,予定表に関してGoogle経由で同期を取るのが最も便利で,安定している.HybridではGoogleをExchange Serverに設定する.Google Syncに説明してある通りに設定すれば,予定表の同期ができる.ただし,そこで不安定な電子メールと連絡先を外し,予定だけを残す.Mac側では,CalDAV経由でGoogleと同期できるので,SyncMateによる予定の同期を切っておくと良い(切らないと同じ予定が複製されたりする)